NOVEL
□言えない言葉、代わりのキス/D18
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好き…‥なんてあなたの前じゃ言えない。
だから代わりにあなたが僕にあきるほど「好き」と言えばいい。
僕が言えない代わりにあなたが言ってくれればいい。
僕はそれに答えてあげるよ
言えない言葉、代わりのキス
「なぁ恭弥、オレの事好き?」
「…‥嫌い」
「なッ!恭弥ひでぇッ…そんなあっさり言わなくても」
「うるさいよ。」
「オレは恭弥大好きだってのにさー」
「ふーん…‥」
「Σ反応薄ッ!!」
「そう?」
「恭弥ァー」
「ちょッ!?ディー…んッ」
恭弥の柔らかい唇にディーノの唇が重なる。
一瞬恭弥の身体がビクついたが直に受け入れる。
「恭弥…」
ゆっくりと口を離すと恭弥が我に返ったように顔を真っ赤にする。
「っ…いきなりし何するのさッ!!」
「だって恭弥が好きって言ってくんねぇから」
「咬み殺すよ」
「う゛ー…」
「はぁ…ディーノ…」
「なんだよ恭…ッ…!?」
「ん…ふッ…」
ディーノのさらさらな金髪を掴み自分の方を向かせると無理矢理口付ける。ディーノの瞳は驚いた色をしてさ迷っている。だが直ぐに嬉しそうに微笑みながらキスを受け入れ、軽く恭弥の唇を舌で舐める。
「ッ…ぁ…んッ」
「可愛いな恭弥ァッ」
「五月蝿いッ///」
「大好きだぜ…」
「……ふんツ///」
あなたになかなか言葉では伝えられないけどこうしてキスで伝えられるのなら僕は何度でもあなたの唇に気持ちを込めて口付ける……
素直になれない僕なりのアイシカタ
アナタから伝わる優しい気持ちを抱きしめて……
愛してる……
end