短編
□ぼくを狼にさせないで
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久しぶりに逢える。
そう思うだけですごくテンションが上がる。
仕事があっていつも忙しい星野、最近はドラマ撮影に多忙で学校にさえあまり来なかった。
忙しいのは分かっていて、ドラマ撮影に入る前にちゃんと本人から聞いたので“頑張って”と言って見送ってから数ヶ月。
合間をぬって電話を掛けてくれて、まめだなと思う反面
私がきっと会えなくて寂しそうにしてるんだと分かっててくれて電話をくれたんだと。
隠そうとしている気持ちに敏感に察してくれる星野はすごいと思う。