遊戯王シリーズ夢
□Brake
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「―死ぬのか」
刃物を突き付けた。
壁にその華奢な体を押し付け、首を締めた。
「いや、俺が殺しているのか」
どんどん死んでいくのが分かる。
自らの手から腕から伝わってくる。
「俺の前に立つからだ。
思い知ったか」
首を締める力を強め、刃物で顔を切り刻んだ。
もう原型が判らない。
愛した女だったのに。
いや、
愛した?
愛とは何だ。
そんな物俺の中には無い。
俺の前に立つからだ。
俺の前に立てるのは、力のみ。
「死ぬのではない。俺が殺した」
…愛していた。
Brake
(何だこの芥ーゴミーの塊は)