12/24の日記
17:15
よかった…
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仕事の話です。(長いです…。)
私は、とある市町村でケースワーカーという、生活保護受給者の生活全般に携わる仕事をしています。精神障害のある方や、指がない人、刑務所あがりの人など、およそ普通の日常生活では接することがないような方もけっこういたりで、仕事はなかなかハードです。臭い汚いごみ溜めのような家への訪問も普通にやってます。なので、精神的にかなりキツイときもあります。
それは、10月末のことでした。ある被害妄想が酷い80才のおばあちゃんが、実家があるT県へ転居していくことになりました。精神科病院への半ば強制入院を経て、弟親族と交流を持つことができ、弟親族の近くへ帰ることになったのです。精神障害ですので、うまく宥めたりしながら、熱心に話を聞いたり。転居についても、かなり精力的に動きました。病院のソーシャルワーカーもすごく良くしてくれたおかげもあります。
そして、今日。クリスマスの日に、私宛に小包が届きました。差出人は、そのおばあちゃんでした。中を開けると、その県の名物のラーメンがぎっしり。そして、手紙も入っていました。その手紙は、おばあちゃんの弟が書いてくれたもので、内容は次のようなものでした。
「○○(管理人の働く市町村)ではいい想い出はないようですが、司野さんの名前は懐かしむように何度も何度も出てきます。姉がいかに幸せだったことがよくわかります。今までは、ほとんど交流はありませんでしたが、今は、自分の家の近くの施設に入っているので、毎日会いに行っています。大変なお仕事だと思いますが、姉のように、司野さんに担当してもらって、少しでも幸せに思える方が今後もあることを願っています。また、T県に寄る際には声をかけてください。ぜひ直接してお会いして、お礼を申し上げたいです。お身体にはくれぐれもお気をつけください」
上記のような内容が、便箋2枚にぎっしり書いてありました。もちろん、私は仕事でしていることですが、こんなふうに思っていただけることはなかなかありません。「ありがとう」その一言で、辛く苦しい仕事も乗り越えられると強く感じた瞬間でした。
ちなみに、もらったラーメンは、ありがたく社会福祉協議会に寄付をさせていただきました。お礼の電話では、それは言いませんでしたが、もらうのはさすがにマズイのですよ…。これからも、ご家族皆さま元気でいていただけたらと思います。
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