土沖novel
□甘い罠
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何時になく真剣な表情で
聞いてくる物だから
「そんな事は自分で考えて下せぇ!俺が何が欲しいか分かりやすよねぃ?」
真面目に答え部屋から
追い出して昼寝を始めた。
「ん?」気がつくと周りは杏色に染まっている。
もう夕方か‥土方さんが帰って来ると思い
ゴロゴロしていると
「総悟」聞き慣れた声がする。
「俺へのプレゼント見つかりやした?」
土方さんは気まずそうに「いや‥何がいいか分からなくてねぇんだ」
俺はクスクス笑い
「プレゼントなら貰いやした」
にっこりと微笑んで抱きしめる。
不思議そうな土方さんに「一日中俺の事考えてくれただろぃ?それだけで充分でさ」
今まで以上に土方さんの事を
もっと好きになれた。