土沖novel

□甘い罠
2ページ/2ページ

何時になく真剣な表情で
聞いてくる物だから

「そんな事は自分で考えて下せぇ!俺が何が欲しいか分かりやすよねぃ?」

真面目に答え部屋から
追い出して昼寝を始めた。

「ん?」気がつくと周りは杏色に染まっている。
もう夕方か‥土方さんが帰って来ると思い
ゴロゴロしていると

「総悟」聞き慣れた声がする。

「俺へのプレゼント見つかりやした?」

土方さんは気まずそうに「いや‥何がいいか分からなくてねぇんだ」

俺はクスクス笑い

「プレゼントなら貰いやした」
にっこりと微笑んで抱きしめる。

不思議そうな土方さんに「一日中俺の事考えてくれただろぃ?それだけで充分でさ」

今まで以上に土方さんの事を
もっと好きになれた。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ