土沖novelU
□LOVING YOU
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総悟は1人考えていた。
真選組隊士はパトロールで出払っている。
「今日こそ土方さんの気持ちに答えよう」
そう決心した総悟は土方の部屋のドアをノック
した。
心臓の鼓動が早まっているのが分かった。
「土方さん総悟です。」土方はドアを開け総悟を招き入れた。
「どうした?総悟何か用か」
総悟は黙ったまま立ち尽くしている。
そんな総悟の様子を見て土方は総悟の腕を掴む。
総悟は思わず土方の手を払いのけた。
「すいやせん。俺帰り‥」
何か言いかけた総悟の唇をふさいだ。
全身の力が抜けていく。