土沖novelU
□永遠に一緒でさァ
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総悟は悩んでいた。
土方の様子がおかしいのだ。
話しかけても逃げるように去っていく。
「土方さん俺が何かしやしたか?あの時の言葉は嘘だったのですかい‥
本気で嬉しかったのに」悔しさを押さえきれず
真選組屯所の壁を殴りつけた。
その様子を見ていた男がいる。
「すまない総悟」
あの時の俺はどうかしていたんだ!忘れてくれ。悔し涙を流す総悟に
気づかれないようにその場を後にした。
どのくらい時間がだっただろう?
そこへ真選組局長近藤がやって来た。
「よぉ総悟!ここにいたのか、パトロールの時間だ。」
「分かりやした。」
いつもと様子の違う総悟に近藤は気になった。
「総悟お前トシと何かあったのか?最近お前たち変だぞ」
意外と目ざといな‥
「何もありゃしませんや!いつまでも、土方さんの後追いかけちゃいませんぜ。」
「そっか!ならいいん
だけどな」