湖南学園
□素直に一言
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朝、いつものように俺は2組のドアを開ける。
それに気づいて
「翔おはよぉー」
と信愛が挨拶をするとそれにつられたかのように、皆が俺におはようと挨拶をする。
俺は、皆に挨拶を返した。
その時だ、あいつが俺の髪の毛を乱すように頭を撫でる。
歩「おはよーか・け・る(はぁと)」
【豊口 歩】長身で目立つ奴。
『・・・髪の毛グシャグシャになんだろう。クソが!』
俺は、こいつが嫌い、というより苦手だ。
歩「やーん、翔くん怖いー」
この笑顔が、眩しすぎるから。
どうせ、何も考えていないんだろ?
と思えるほどに感じるから。
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