雪比良隊員の観察記
□信頼と愛情と
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日々の労務も終えた深夜、日中に比べれば閑散とした護邸隊の隊舎には、松明を掲げた夜警の者の姿がチラホラと見られる。
そして、その中の一画に儲けられた部屋からは真夜中にも関わらず燭台の灯りが漏れていた。
護邸十三隊九番隊の宿舎。
隊長権限代行を務める檜佐木修兵の部屋だった。
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